校長挨拶 - 西大和学園カリフォルニア校
西大和学園カリフォルニア校 校長 谷口弘芳

「わたし」を叶える・バイリンガル・リーダー

子どもたちが「自分の意志で人生を選び取る力」を育むこと。それが西大和学園カリフォルニア校の教育の根幹です。社会がどう変化するかを予測できない今こそ、子どもたちには「こうなりたい」と願い、そのために努力してよいのだという確信を胸に、未来へ羽ばたいてほしいと思います。

そんな中、『「わたし」を叶える』ためには、「わたし」が何を願い、どうなりたいかを知ることから始まるのではないでしょうか。どう叶えるかの方法論より前に、何を叶えたいのかに出会えることを大切にしています。教育は時代によってニーズが変わりますが、個々人の抱く、自己実現や幸福を実現したいという思いは不変であると言えます。一方で、個人の幸福を追い求めるだけでなく、他者や社会との関わりや協力・協調がその実現の一翼を担うことも鑑みると、西大和学園は、「わたし」と出会うと同時に社会に求められる力を身に付ける、その両方を叶える場所でありたいと願っております。

また本校は、バイリンガルが育つ場所です。家庭が日本語中心であっても、月曜日から金曜日の5日間で10時間程度の英語に関わる授業を行い、日本語や日本の教育を中心に据えながらも、高い英語力も育んでおります。それを支える柱は以下の通りです。

  • ELD(English Language Development):読む・書く・話す・聞くの4技能をバランスよく伸ばす
  • Immersion授業:実技教科を現地校同等の英語で行い、体験を通して英語力を高める
  • English(小学部):英語雑誌や時事教材等を使って応用力を養成する
  • 英語(中学部):日本の高校受験に必要な読解力や文法力を習得する
また、この大半をネイティブスピーカーの教員が担い、さらに個別学習に最適な英語学習プラットフォームを活用していることもそれに寄与し、両言語を追い求める道を照らします。
日本の文化や教育で築くアイデンティティの上に、英語力が乗ること。そこに大いに意義を見出しております。

さらに西大和学園の核心たる「リーダー教育」が加わります。リーダー像は千差万別。ですが、役割を全うし、チームの成功に責任感をもって臨むことは、どんなリーダーにも共通のことです。私たちは、未来のリーダーたちに、あらゆる場面で問いかけ、実行させ、また問いかけることで、子どもたち自身が望むゴールへ向かう支援を行います。学級、行事、学校生活など数々の場面で、一段と成長する子どもたちの姿に心奮わせられます。どの子どもにもその経験が得られるよう多くの機会を与えるよう心掛けております。

日本の教育、英語力、アイデンティティ、すべてを大切にしたい皆様には、どうぞ西大和学園カリフォルニア校の教育にご期待いただきたいと思います。

校長 谷口弘芳