帰国後の進路保証 - 西大和学園カリフォルニア校

NACだけの特別な姉妹校推薦制度

西大和学園中学校・高等学校の魅力とは?

知性、国際性、人間性を育み、
東大・京大・国公医への高い進学率

西大和学園カリフォルニア校には、奈良県にある西大和学園中学校・高等学校に無試験で入学できる「姉妹校推薦制度」があり、”次代を担うリーダー”という高みを目指す児童・生徒にとって心強い進路保証となっている。
日本屈指の進学校である西大和学園中高の魅力を、岡田清弘学園長に伺った。

Q.

“カリフォルニアからの帰国子女にとって、御校の魅力は何でしょうか。”

A.
岡田

岡田学園長(以下、岡田):
まず、東京大学合格者79名、京都大学40名、国公立医学部医学科46名の合格(2022年度大学入試)を始め、数多くの生徒がその第一志望を叶えたという実績です。これには帰国生・国内生という区別はなく、高い志を持つ生徒同士が、切磋琢磨しあいながら力を身に付けてきたという事実に他なりません。
英語圏の帰国子女の強みである堪能な英語力があれば、慶應・早稲田大学などのトップクラスの私立大学には合格できたとしても、東大、京大、国公立大学の医学部医学科となれば話は別です。西大和学園中高には、そういった大学をめざす生徒がたくさんいます。そういった生徒たちが互いに切磋琢磨する環境と先生方のサポート力が最大の魅力です。

知性、国際性、人間性を磨き、次代を担うリーダーに必要な、高い学力、確固たる倫理観、大局的な歴史観、利他の精神を育んでいます

Q.

“なるほど。具体的な内容を教えていただけますか?”

A.
岡田

創立当初から、国際理解教育、学校行事、体験学習が多彩で、生徒たちがイキイキと取り組んできたのが本校の何よりの特徴です。その延長線上に、2002年のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定、2014年のSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定がありました。 激変する未来社会に対応するアントレプレナーシップ教育や、イノベーション創発人材を育てるAIP(アクションイノベーションプログラム)が生まれました。
SSHでは、京都大学や奈良先端科学技術大学院大学での研究が何よりの魅力です。中学校ではウミガメ観察・化石採集・学校内企業インターンなど多くの体験を通して、中学3年生での卒業研究へと発展、そしてSSHに繋げるという六年一貫の強みを最大限に生かしたプログラムとなっています。 AIPでは、グローバルビジネスリーダーの養成を目標に掲げ、今まさに最前線で活躍している社会のリーダーの講演や各種コンテストへの参加など実社会を肌で感じるプログラムです。
また、もう一つ生徒たちが積極的にチャレンジしている「模擬国連」があります。担当国の政治・経済・歴史・社会問題を学び、国益を守る国連大使として英語でディスカッションや交渉を行います。毎年模擬国連大会に出場。世界大会において優秀賞を受賞した年もあり、帰国生にとって人気の活動でもあります。
知性溢れる本校の生徒にとって、在学中から実社会に関わることこそ、今と未来を繋ぎ、目標や夢の実現を形にしていく糧となります。

世界中23カ国の高校生が集まった模擬国連で、優秀賞を獲得!
和歌山県の千里ヶ浜で毎年行われる、アカウミガメの産卵観察
Q.

”「実際に体験する」ということの重要性を強く感じました。
国際性についてはいかがでしょうか?”

A.
岡田

西大和学園カリフォルニア校がサポートするさまざまな海外研修があります。世界最先端の研究が体験できるハーバード大学、マサチューセッツ工科大学への10日間の研修プログラムは、帰国子女にとってさらに高いレベルの国際性や学びが得られる絶好のチャンスだと思います。また、インドやカンボジア、ベトナムなどの国を訪れる海外探究プログラムも。参加者は現地学生との触れ合いなどを通して、異文化について学ぶことができます。
コロナ禍中にあっては、実際に海外へ赴くことは難しくなったものの、ICT機器を駆使して、オンライン上で研修会を行うなど、生徒たちの学びを止めないよう心がけてきました。

Q.

”「人間性」を延ばすための教育についてもお聞かせ頂けますか?”

A.
岡田

本来は知性、国際性、人間性を分けて考えるものではありません。もっと言えば、学校生活を授業、課外活動、クラブ活動から得られるものを分けて考えるのもおかしな話なのです。“クラブ活動を犠牲にして成績をあげる”というあの考え方です。学びの本質を知る、多様性を享受する、自身と人とのつながりを強く感じ、大切にし、自分と他人に足りないものを補い合いながら、社会に貢献していく。先人の知恵を本を読むことによって学ぶ。ものすごく大事なことです。しかしそれを一番に持ってくるな、いろんな人と会い、色々な経験をするしかない。夢を持て、自由に何をやっても良いというのは、未熟な生徒たちに、早熟な時期に求めるのは、あまりにも残酷です。環境を整えるのが私たちの仕事ですから、生徒たちのために選択肢をいっぱい用意します。選ぶのは君たちですよと、そして、選んだことに対するバックアップは惜しまない。それが西大和学園の教育です。

Q.

”実際に生徒の皆さんのアクションに繋がっていることが素晴らしいと思いました。
最後に、通学圏内に転居の予定がない場合、寮などがあるか、またその魅力を教えてください。”

A.
岡田

学校の敷地内に中学1年生から高校1年生が生活する青雲寮(せいうんりょう)、受験を意識した高校2年生、3年生が生活する清栄寮(せいえいりょう)があり、全国から集まった精鋭たち約230名が暮らしています。各学年にはクラス担任の他に寮担任(本校の教員)がいます。学校生活と日常生活に深く関わる事によって、日々の生活のみならず目標を達成するためのサポートをしっかりとします。様々な環境で育った寮の仲間との出会いも大きな刺激となっています。一生の友人となり、将来の多彩な人脈の享受もまた魅力です。自らを律し、充実した寮生活を送ることによって、感謝の心も涵養されます。
ただ、男子寮です。女子寮はありません。ご負担にはなりますが、女子の皆さんの中には通学するために引っ越して来られるご家庭も見受けられます。

西大和学園中学校・高等学校(奈良県)で実施中の「心の教育講演会」

講師 映画監督 河瀬直美さん

演題「殯(もがり)の森」を語る

「殯の森」の映画を通して「生と死」をあらためて考えることによって「本当に生きるとはどういうことか」ということを心で感じることができた。また家族や人と人とのつながることの大切さなどを学ぶ。

講師 東京大学名誉教授 養老孟司先生

演題「学ぶこと・考えること」

自分が遅れていることを認識することが、学ぶことへの一番のモチベーションになるとことや規則正しい運動ではなく、日々変化する自然の中での運動こそが様々な変化に対応する力を生み、その結果知能の発達にもつながることを学ぶ。

講師 東京大学教授 北岡伸一先生

演題 「日本外交を考える」

国連大使という立場から国際情勢・日本の外交について述べ、今日の若者に求められる国際貢献のあり方について語る。

※姉妹校推薦制度には要件があります。詳しくは、進学実績と姉妹校推薦制度のページをご確認ください。