校長挨拶

校長写真

真の国際人に育ってほしい

本校では、子どもたちの個性を伸ばし、豊かな人間性と感性を育み、思いやりのある真の国際人の育成を目指すことを教育目標にしております。真の国際人になるためにもっとも大事なことは、まずは、日本人としてのアイデンティティを持ち、素晴らしい日本の伝統や文化、情緒や慣習を学び、身につけること、それにくわえて、しっかりとした日本語を習得した上で、日本語で物事を思考できる力を身につけることが大切です。それが出来て初めて国際人になるためのスタートラインに立つことになると考えております。

さらに国際人になるために求められる基本的な要素としては、第1には物事を国際的視野に立ち考えることのできる人ということです。国際的視野に立つためにはまず人間としての基本的な感性が必要であることは言うまでもないことです。自分の身の回りで起こったことと、日本のどこかで起こったことと、遠い世界のどこかで起こったことを同じように感じることのできる感性は、国際人の要素だと思います。そうした基本的な人間性の上に立って、日本を知ること、外国の国々を知ること、それぞれの関係を知ること、国際情勢を洞察すること、それぞれの国の歴史や文化などから培われてきた人々の心情を理解すること等の国際理解・異文化理解が大切な要素となってくるのです。

第2に寛容な精神を持つことができる人であることです。異文化で育った人々の交流は、当然のことながら度々摩擦を起こすことになります。お互い文化や歴史、慣習等を尊重し、理解し、認めることのできる寛容の精神が、この摩擦を最小限に抑えることができるのです。

第3はやはりコミュニケーション能力です。語学力はその中の最も大事な部分であります。相手の外国人が言っていることをきちんと理解し、自分の伝えたいことをきちんと伝えるためには共通の言葉が必要です。心の交流をする上で、その国の言葉を理解し、話すことができることは、好感を持っていただく最初の大切な入り口となるでしょう。

本校で学ぶ子どもたちには、真の国際人としてこれらの要素をしっかりと身につけて、地球上の全人類のために国際貢献できる人物に成長してほしいと願っております。

「西大和学園における理想の英語教育に対するポリシー」

「バランスのとれたバイリンガル」、「英語と日本語の両立」は、この西大和学園補習校のホームページをご覧の皆さまの関心事だと思います。しかし、保護者の皆さんにとって、お子様の日本語力はどのレベルがゴールとお考えでしょうか。どこまで日本の勉強を続ければいいのかを迷っておられる方も多いと思います。

言語能力には、生活言語能力(小学校低学年レベルでできるコミュニケーション能力)と学習言語能力(小学校3・4年生レベル以上の学習能力)があります。学校生活の環境が英語で、たとえ家庭で日本語を流暢に話せたとしても、補習校で学ぶ学習を努力しなくては、その上のレベルに上げることはできません。

生活言語能力と学習言語能力の狭間は、9歳か10歳に訪れます。少々の努力を費やさなければこの壁を超えることができません。この壁は「9歳の壁」と呼ばれます。この時点で日本語学習を断念する場合は、残念ながら日本語力が抜けていってしまいます。

この9歳の壁を乗り越えて、6年生を卒業してから補習校の学習を中断した場合(12歳)、手に入れた日本語力はそのまま大人になっても維持できますが、向上することは期待できません。しかし、これでは社会に出てから役に立てるレベルには及びません。

頑張って9年生まで補習校の学習を続けた場合(15歳)、メディアが理解できるレベルになります。メディアを読む・聞くことにより、国語の学習をやめても、国語力はその後も自力で伸ばし続けることが可能となります。そして、将来ビジネスで使用できる日本語力を手にすることができることとなります。

西大和学園は、ぜひともこの9年生のレベルまで補習校の学習を続けてもらいたいと考えます。やめることは簡単ですが、子供たちのこの時期は、二度と戻らないのです。子供達は、将来、社会に出る頃になって、初めて親が日本語教育を自分に施してくれたことに対して、感謝してくれるはずです。ですから、無理なく、最初から飛ばさず、楽しく長続きさせることが西大和学園は一番大事であると考えます。

西川 勝行
西大和学園補習校 校長

 

 

ロミタ校 教頭挨拶

ロミタ校舎 教頭

ロミタで学ぶ幼稚園年中組から小学校3年生までの子どもたちが使う校舎は、全日制日本人学校の校舎として使用している場所です。教室はもちろん廊下などあらゆる場所に掲示物があり、日本語が自然と目に入ります。言語は、目にすればするほど、使えば使うほど伸びるもの。そして、その環境に包まれていると、日本語があるのが当たり前、日本語を学ぶことが当たり前と感じることができるのです。

普段は英語、土曜日は日本の学校。学年が低いうちはある程度ゆとりがあり、楽しく通うことは容易ですが、徐々に内容が難しくなりその両立が大変になります。ですが、同じような境遇の仲間がたくさんいて、日本語の環境に包まれること。日本で育てば気付きにくい何気ない環境が子どもたちの学びの安心につながり、そして仲間同士の心の繋がりが子どもたちを立派なグローバルリーダーとして成長させるのです。

谷口 弘芳
西大和学園補習校 ロミタ校舎 教頭