学校新聞 夢気球11月号

子育てロボット   

校長  西川 勝行

後期終業式の校長講話では、いつもとちがい、正しい答えを教えずに考えさせる形式にして、以下のような子育てロボットのお話をしました。

 ある未来の国のお話です。この国では、子どもが生まれると親 から離されて、こどもの国で育てられます。子どもの国には、親の かわりをする「子育てロボット」がいるのです。ロボットに子ども を預けた親たちは、子育ての心配をすることなく、仕事に精を出し て働くことができるのです。もし子供に会いたくなったら、こども の国に電話をかけると、テレビ電話で子どもの様子をみたり、話 したりで来ます。  さて、ある夫婦に双子が生まれ、タローとジローと名づけられ ました。2人はすぐに子どもの国に預けられ、子育てロボット1 号と2号にお世話になることになりました。ところが、この2つ のロボットは、性能が正反対なのです。1号は優しくて親切ですが、 2号は自分からは何もしません。  ある日、子どもたちの様子を知ろうと、夫婦は 子供の国に電話をしました。初めに映ったのは、 タローの部屋でした。粘土遊びをしていたタロー が飽きてしまったような顔をすると、1号がすぐ に寄ってきて、タローの手を消毒し、お菓子と ミルクを渡しました。そして、タローが食べて いる間に、使っていた粘土をきれいに片づけ て、次の遊びの準備をするのです。タローはおや つを食べ終わると、1号が用意してくれたボールで 楽しそうに遊び始めました。

 から離されて、こどもの国で育てられます。子どもの国には、親の かわりをする「子育てロボット」がいるのです。ロボットに子ども を預けた親たちは、子育ての心配をすることなく、仕事に精を出し て働くことができるのです。もし子供に会いたくなったら、こども の国に電話をかけると、テレビ電話で子どもの様子をみたり、話 したりで来ます。  さて、ある夫婦に双子が生まれ、タローとジローと名づけられ ました。2人はすぐに子どもの国に預けられ、子育てロボット1 号と2号にお世話になることになりました。ところが、この2つ のロボットは、性能が正反対なのです。1号は優しくて親切ですが、 2号は自分からは何もしません。  ある日、子どもたちの様子を知ろうと、夫婦は 子供の国に電話をしました。初めに映ったのは、 タローの部屋でした。粘土遊びをしていたタロー が飽きてしまったような顔をすると、1号がすぐ に寄ってきて、タローの手を消毒し、お菓子と ミルクを渡しました。そして、タローが食べて いる間に、使っていた粘土をきれいに片づけ て、次の遊びの準備をするのです。タローはおや つを食べ終わると、1号が用意してくれたボールで 楽しそうに遊び始めました。
   次はジローの部屋です。ちょうど遊び終わっ たジローが積み木の片付けをしています。箱の なかに積み木を投げ入れていくと、全部の積 み木が入りきりません。すると、2号はもう 一度丁寧にやり直すように言いました。ジロー はひとつひとつ片づけ始めます。ジローが苦 心しながら片づけているのに、2号は手伝い ません。じっと見ています。ジローは3回目に やっときれいに片づけることができました。そ のため、おやつの時間も遅れてしまったのですが、お菓子もミ ルクもテーブルの上には並んでいません。ジローは手洗いを済 ませると、自分でおやつを用意して食べ始めるのでした。    この様子を見た夫婦は、タローとジローのあまりの違いに驚 いてしまいました。そして、こどもの国の王様にこのことをい いました。すると、王様は怒って、一方のロボットをバラバラ にしてしまうように命令したのでした。  さて、王様は、1号と2号のどちらのロボットをバラバラに するように命令したのでしょう。

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30秒ほど隣の友だちと話し合ってもらった後、高学年ひとりと、低学年ひとりに手を挙げて答え てもらいましたが、意見が分かれました。私自身の答えは子どもたちには言わずに、お家でこのお 話をして、どちらが正しいか話し合ってみてください、と伝えました。ぜひ話し合ってみてくださ い。タローとジローの両親の考え方と王様の考え方が違うことも考えられます。

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