学園長挨拶

真の国際人に育ってほしい

本校では、子どもたちの個性を伸ばし、豊かな人間性と感性を育み、思いやりのある真の国際人の育成を教育目標にしております。しかしながら真の国際人になるためには、まず日本人としてのアイデンティティを持ち、素晴らしい日本の伝統や文化、生活習慣を身につけること、それにくわえて、しっかりとした日本語を習得した上で、日本語で物事を思考できる力を身につけることが大切です。それが出来て初めて国際人になるためのスタートラインに立つことになると考えております。

私たち西大和学園カリフォルニア校の理事長田野瀬良太郎は大学時代に1年間かけて世界1周33カ国をアルバイトしながら巡るという1人旅をしておりますが、その時もっと勉強しておくべきだったと痛感したのは「言語」ではなく、日本の文化、情緒、歴史、文学、地理だったと語っています。なぜなら諸外国で出会う人々から聞かれることは、日本とはどのような国ですか?日本人とはどのような人ですか?など日本のことや日本人の国民性について問われることに終始したのです。否応なく日本人である自分を見つめ直す必要性に駆られるのです。

また、母国語を習得していく成長発達段階にある子どもたちにとって、「何語で学ぶか」ということは非常に重要になります。それはその人の人生にとって「どこの国に基盤をおいて生きていくのか」という非常に大きな問題です。「言葉が理解できる」、「考えていることや感じていることが自由に発言できる」という事が情緒の安定には不可欠であり、情緒の安定を欠くと発育、発達に少なからず影響を及ぼすことにもなります。

私たち西大和学園カリフォルニア校はこのような事を充分認識した上で授業での知識、物事に真摯に取り組む姿勢や、努力する事を身につけるよう努めます。そして自分の国や郷土への誇りや愛情を抱き、そして自分というものと自分の国というものを世界中どこでも堂々と語れ、物事を国際的視野に立って考えることのできる感性をしっかり身につけて、日本と米国の国益となる人づくりを目指します。

西川 勝行
西大和学園カリフォルニア校 学園長

 

 

校長挨拶

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自ら道を開拓していく子供たちに

現代の帰国子女は「英語を話せるようになって日本に帰る」という閉じた生きかたではなく、「己を知り自分の力を生かすために、未知なる課題に挑戦し、世界と関わり続ける」開拓者として生きる時代です。

本校ではこの開拓者精神の基盤となる「日本人としてのアイデンティティーとゆるぎない学力」を「伝統的な日本の教育」を通して育成し、その上で、世界と関わり続けるために必要な「実践的な英語力と広い視野」を「先進のバイリンガル教育」を通して育成します。

開校以来米国の地で追及してきた「伝統的な日本の教育」は、「この学校で教えたい」という情熱あふれる教師たちが、日本全国から、そして海外の日本人学校から集ってくる私学であるからこそ、実現できるものです。また、次世代のリーダーを創り続けている奈良の本校西大和学園の教育手法を生かし、9時間目に設けた補習で学習の定着をはかったり、多様な行事を通して豊かな情緒や強いリーダーシップを育成しています。

本校のもう一つの特長である「先進のバイリンガル教育」は、専門性の高い米国人教師たちが豊かな教材を活用して行っているからこそ、可能な教育です。英語科とELDで育成した4技能をもとに英語で副教科を学ぶことは、まるで小中学生時代にTOEFLを学習するごとく、高度な英語力の育成を促しています。また、17年に渡る現地校との交流やホームスティプログラム、グローバルリーダーとして活躍している著名な講師による講座を通して「リーダーの8つの人格」を形成していきます。

28年前に子供を連れた駐在員として米国に渡り、のちに日本国内延べ960学級の視察を行った私は、西大和学園カリフォルニア校に大きな可能性を見出し、今ここにいます。日本人としての核を生かし、多国籍の人々を繋いで、道なき道を切り開いていく人材育成に必要な要素が、本校にはすべて揃っています。カリフォルニアの青空のような澄んだ笑顔で、本校に通ってくる子供たちのために、そしてこれから本校を目指して渡米してくる子供たちのために、教職員一同、日々研鑽を重ねてまいります。

小倉佳恵
Yoshi Ogura, MAEd.
西大和学園カリフォルニア校 平日校校長

西大和学園における理想の英語教育に対するポリシー

日本での英語教育に対する熱はかなり高いものがあります。自分の子がバイリンガルになることは、多くの皆さんの夢かと思いますが、英語圏に転勤と辞令が出れば、現地校編入を真っ先に考えていいのでしょうか。「アメリカに転勤だって!いいねぇ。○○ちゃんはすぐにバイリンガルになって、英語ペラペラだね。」と言われて渡米する子がほとんどですが、現実はそんなに簡単な話ではありません。

1 ダブル・リミテッド・バイリンガルになってしまうことを避けなければいけない

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ダブル・リミテッド・バイリンガルとは、日本の教育での当該学年の国語力も、アメリカの教育の当該学年の学力もついていない状態のことを言います。特に2学年以上の国語力の開きができてしまうと、修復がとても難しくなります。この状態になって日本に帰国してしまいますと、将来の進路に響くことになります。
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2 第一言語である日本語読解力習得を軽視してはならない

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学力につながる学習言語能力ですが、英語でその力をつけるのに、母国語となる日本語の国語力が大きく影響します。すでに国語力がある子どもは、英語は読む力も発達が早いのです。日本語の基礎国語力ができていることで、英語の発達も速く習得できます。低学年で現地校に行かせるには、かなりの注意が必要です。日本語力が後退すると、その後に立ち直ることは難しいのです。
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3 小学校低学年で習得した英語が短期間で抜けていく

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幼稚園から2年生ぐらいまで、つまり母国語となる日本語の国語力ができあがっていないこの時期に身につけた英語は、ネイティブのようなアクセントがとてもきれいですが、帰国後半年で忘れてしまいます。忘れてしまう英語のために現地校に行かせ、その犠牲として国語力・漢字力が遅れている、という状況が一番避けなければならない状況です。
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西大和学園における英語教育では、上記の3つを避けるために、日本語の国語力をしっかりと身につけさせます。さらに、せっかく英語圏に住まわれているのですから、アメリカ現地校との交流も積極的に導入し異文化を学びます。そして、国語力を高めながらも、ELD(English Language Development)やELA(English Language Art)といった、レベル別に分けた授業を毎日行って英語力をつけさせます。お父様の赴任期間が終了し、日本の学校に入学・編入する時には日本にいる子どもたちよりも日本の学力をつけていると同時に、英語力はクラスの中でトップになります。
また、西大和学園の中学部では、進学校としての奈良の西大和学園から指導方法を継承し、日本において 帰国受験をする子どもたちにとって適切な指導を行える環境として高い評価をいただいております。合格校実績 をご覧ください。