☆浪漫飛行3月号☆

根無し草ではなく、たんぽぽに

西大和学園カリフォルニア校

平日校校長 小倉佳恵

 早いもので、4月から始まった2015年度も残すところ数週間となりました。この1年間にいろいろな理由で、本校の幼稚園、小学校、そして中学校から子どもたちが転出し、この年度末を待ってさらに数名の子どもたちが本校から別の学校に移っていきます。そして、その入れ替わりに、前にいた学校のお友達と別れ、気持ちを新たにして、多くの子どもたちとご家族が私達の学校に転入してきてくださいました。

 私事ではありますが、米国への30年前の転勤を機に、これまでに12回の引っ越しを体験しました。子どもが通った学校の校歌を、泣きながら歌って数百箱の引っ越し荷物を詰めたこともありました。日本から遊びに来てくれた前の学校のお友達をLAXに送ったあと、車の後部座席で2時間以上も泣き続ける長男を見守ったこともありました。再度の米国への引っ越しを楽しみにしていると思い込んでいた長女が、家の鍵を閉める瞬間、一筋の涙を流した姿に、驚いたこともありました。

 転校や引っ越しは年齢にかからわず、心に衝撃を与えることがあります。私は、この衝撃こそが「人の心の強さや温かさ」を意識させてくれる、帰国子女たちに大切な体験だと思っています。逆に、様々な土地での体験ひとつひとつについて、あまり深く関わることができないと、この衝撃を感じることもなく、「自分の故郷、心が帰属する土地、自分が自分らしくいられる場所がどこだかわからない」と思うのではないでしょうか。現代の帰国子女は日本に帰国するだけでなく、「移動する子ども」と呼ばれるように、異文化体験を何度も繰り返す時代になっています。彼らには「帰属する土地がない根無し草」になるのではなく、「たんぽぽのように、自分の心の種をあちらこちらに飛ばして広げていく人生」を歩んで欲しいと思います。そのためには、心に加わる衝撃を乗り越えて「今という時を、この土地で真剣に生きていこう」と前向きに気持ちを切り替えることが大切なのだと思います。

 2016年度4月に向け、この学校に集っていたメンバーが入れ替わります。移動していく子どもたち、ご家族、教職員にとって、最後の一瞬まで素晴らしい思い出を作ることができる学校であるよう、尽力したいと思います。


 

学園祭・生活発表会の思い出

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2月7日(日)に学園祭、14日(日)に生活発表会がRolling Hills Covenant Church Community Centerで行われました。

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どの学年も、その学年、クラスだからこそできる発表だったのではと思います。

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子どもたちが友達と協力しながら頑張る姿がとても素敵でした。

 スピーチコンテスト

今年初めて学園祭で実施された、スピーチコンテストでは、日ごろのイマ―ジョン授業の成果を発揮し、代表の子ども達が素晴らしい英語力を披露していました。

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保護者の皆様には、送り迎えや準備など多大なるご協力をいただきまして本当にありがとうございました。

 

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