★浪漫飛行2月号★

 感情が揺さぶられる月

西大和学園カリフォルニア校

平日校校長 小倉佳恵

 今月の学校は、いつも聞こえてこない教室や中庭から、子供たちの歌声やリコーダーが聞こえてきます。各学級では、2月に行われる学園祭のために、中休みや昼休み、そして学級の時間に、小道具を作ったり、セリフや踊りの練習に励んだりしています。1月26日に特別時間割となってからは、さらに練習に熱が入り、あちらこちらの教室から学園祭の音が聞こえてくるようになりました。

 2014年度より、本校の学園祭では、幼稚園から4年生までが演劇、5年生以上が音楽発表を行っています。セリフを自分たちで考える、覚える、そして友達と協力して演じる。これは、いつもの教科学習では体験できない活動です。合唱や合奏は、音楽の時間に毎週行っていますが、大勢の人の前で発表できるまでに仕上げるには、より細やかなリズムや聞き取りやすい英語の発声、そして何より豊かな表現が要求されます。2月4日のリハーサルで舞台の上で演じるようになると、子供たちは「観客に見せる」ということを意識し、緊張してきます。このように、今月は学校の役割が大きく変わっている月です。知識を刺激する教科学習を中心とした学校から、一人一人の情緒面を育成する学校になっているわけです。子供たちの心のひだが深くなる月、感情が揺さぶられる月と言ってもよいでしょう。

 情緒の育成とは「学級の絆を強め、子供たち自身で問題を解決していく力」を育成することでもあります。「自分の思い通りにならない」「友達を待たなくてはならない」、このような体験を通して、学級がバラバラになっていくのではなく、より一層絆が強まるように指導していくのが教師の役割です。では、ご家庭ではどうでしょう?子供たちの感情が揺さぶられる1月は、疲れやすくなったり、イライラしやすくなったり、いつもより神経質になったりするかもしれません。このような時は、お子さまと一緒に神経質になるのではなく、いつも以上に、おおらかに暖かく見守っていただけたらと思います。情緒の育成は「生きる力を高める活動」とも言われています。この1か月で大きく逞しく成長する子供たちの姿をご一緒に楽しみにしたいと思います。

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